遠距離恋愛のつづけ方

遠距離恋愛歴(片想い期間含めて)8年と5日間。結婚しても遠距離でしたが、2008年4月に、ようやく同居できるようになりました♪        これからはここでは過去の遠距離片思いしていた時期の事を『History』で書き綴っていきたいと思います。

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大学1年の夏休みということで、私も暇じゃなかった。

18歳になったらすぐにでもとりたいと思っていた、車の免許をとるために、自動車学校へほぼ毎日通うことになったから。
夏休みの1ヶ月間でとるために、朝一番に自動車学校へ行くことになり、かなりハードな毎日になった。

でも、ひろ君に会いたい気持ちもあって、あれだけ欲しかった免許証なのに、「もうなくてもいいかな……」と、思うくらいのやる気だったけれども、現実的には夏休み中にとらないことにはもうとれないと思って、がんばることにした。

自動車学校が終わってから、部活に出ているひろ君に、時々会うことはあったり、電話で話をすることもあるけれど、やっぱり、電話越しだと時々「迷惑」がっているひろ君の声も聞くことになる。
ただ、普通に楽しい話をできることもある。

……どっちが本当のひろ君なの?

そのうち、ひろ君と話していると、社会の中の出来事や、身近な出来事の事で、意見がかみ合わないこともあって、議論のようになることが出てきた。
普通なら、彼に合わせた方がいいんだろうけれど……自分の考えをそうそう曲げられない私は、一見言い合いのような議論を彼と重ねることもあった。
そうすると、彼と『価値観』が違うのかな……と、感じることも出てきた。

……彼の事を好きなはずなのに、好かれるようなことが、できない私……。

ケンカじゃなく、お互い対等に議論し合える関係は、どちらが先輩とか後輩とか、スキとかそうじゃないとか関係なく、正直に言い合えるから、それはそれで良い関係になれたと思えたけれど、『恋愛関係』になりたかったら、ちょっとそれは違うのかな……なんて思ったり。

そんな中、部活の指導者の方が辞めると言い出し、ひろ君がすごく落ち込んでしまった。

その悩みを聞くこともあって、ひろ君が私に弱音を吐いてくれるってことは、私に気を許してくれてるってことなのかな……と、悩んでいるひろ君は、すごく辛そうで、私もどうにかしてあげたい気持ちでいっぱいだったけれど、逆に嬉しくもあった。

……私はひろ君にとって、ココロを許せる存在になれてるの………?


いろんなことがありながら、自動車学校でも順調に単位を取得し、8月初旬には無事仮免許を取得。

少し余裕が出てきたため、ひろ君に会う口実も兼ねて、彼の受験勉強を見てあげることになった。

家にいるとダラダラしてしまうため、図書館で会おう! ということになったのに、彼は朝寝坊をしたり、財布がどこにいったかわからない……と、なんだかんだで遅刻をすることが多かった。


そして、その日。


その日は、朝の10時にひろ君と図書館で会う約束をしていた。
でも、10時前にひろ君から電話があって、どうも起きたばかりの様子。
それで、11時からに時間を変更。
私は先に図書館に着いたのだけれど……ひろ君は11時20分に到着。

「財布がなかった……」

と、言い訳する彼。

私が会いたかったというのもあるけれど、受験勉強ほとんどしてないから、心配してるのに……こんなんならあきらめちゃうぞ!? と、ちょっと思ってしまった。

少し怒りつつも、ひろ君が到着したため、勉強ができる部屋に移動。

夏休み中だから、小さな図書館だけれど、いつもより少し人も多くて。
机は全部使われていた。
でも、大きな机だから、一人男性が座ってる人がいるところの向かい側の席が空いていたため、そこに二人横に並んで座った。


その時。


目の前に座っている人に、私は釘付けになってしまった。

もしかして………!?

そう思って、目が離せないでいると、相手も私に気がついて、目が合って、少し、手を上げた。



―――元彼だった。


久々の地元。

大学は夏休みに入ったけれど、高校はまだ数日残っていて、妹もいることだし……というのはいい口実で、部活を見に高校へと向かった。

この日は土曜日で、お昼に行くと、部活の前に弓道部の顧問の先生が、ご飯に連れて行ってくれると言って、みんなで食べに行った。

久々に会う、ひろ君。

久しぶりだけれども、私の事を何か気にしているようなそぶりも見せない。
本当に、“普通”……。
多少、他愛のないふざけあいのように、軽く話はしたけれど。

その後、部活もあまりせずに、病院に行くからとさっさと彼は帰ってしまった。

明日の事を聞くと、明日は明日で、友達と遊ぶ約束をしているとの事。
結局、帰ってきても、彼に会える確約ができるわけじゃなかった。


………私が帰ってくること、知ってたはずなのに………。


一番会いたい人に、会いたくて帰ってきたんだよ!?
GWの時は仕方がないと思ったけれど、その時と同じ……。
こんなことなら、私が帰ってきても、何も、意味、ないよ………。

現実は、思っていたよりも厳しいことを、私に痛感させてくれた。

楽しみにしているうちが、花だよね……。

君が、私のこと想ってないこと、わかってる。
十分、わかってるから、つらい。

君は私の事『親友』って言って、大事にしてくれてるつもりかもしれないけれど。
勝手に『親友』とかって、決め付けないで?

私はそんなに“いい人”じゃ、ないから……。


自分の事ばかり考えて、わがままばっかり言ってしまう自分は、まだ、彼の事を“愛してる”わけじゃないんだ。
迷惑かけたくないって想いながらも、電話したり、自分の気持ち押し付けたり……彼に余計な負担をかけてる。

わかってる、はずなのに……。

私の“ココロ”が、わかってくれない。

まだこれは“恋”っていう“感情”って、とっても壊れやすいものでできているから……。

何で好きになっちゃったんだろう?
もうイヤ。
こんな気持ちいらない……って、忘れられたらどんなに楽だろうって、何度思っただろう?
今までしてきた恋も、これほどにまで苦しかったかな?

この恋には、波がありすぎて……。

君が優しい上に、無知すぎる、純粋すぎるから………。

中途半端に、期待してしまう。
どんなにきつい言葉を電話越しに聞いてしまっていても……。

はっきり顔見て振ってもらえればいいのかなぁ?
本当に、君の心の中に、私なんかが微塵も入る隙間もない!!
ってことが、完全にわからないと私、可能性を信じてしまう。

でも、「叶わない」なら“好き”をやめるの?やめられるの?

「叶わなくても」ただ“好き”でいたいの?


2ヶ月ちょっと、一人で、家族と離れて、君と会わずに生活して……。

強くなれたって、思ってたのに、な………。



次の日。

君に会えない。

この日、長い髪をようやく切った。
私の思いも、この髪と同じように、ばっさりと断ち切ることができれば楽になれるのに……。

長い髪が似合う人が好き。

そう、言ってた君。

でも、「今」の私の気持ちじゃ、「今」の君に届くことはありえない。

だから、「未来」の君に、「未来」の私が、私の想いが、君に届くように、したい。


―――ただ、全てがイヤになったり、生きていくことが苦しいくらい、ひろ君の事を好きになってた。
うつ病なのかどうかわからないけれど、交通事故も遭ってたから、心配で、大学の臨床心理士の先生にもひろ君の事を相談してみることにした。

その先生は

「話を聞いて、気にしてくれる存在がいるだけでもいいんじゃない?」

って、言ってくれて……。
私がいることだけでも、彼にとって、少しでも楽になれてるのかなぁ……と思えて、少し私自身、楽になれた。

その日の授業の空き時間に、公衆電話から彼に電話。

テレフォンカード、19度でたったの3分……。
距離は、確かにあるのだなぁ……と、感じて、切なかった。
けれども、前日、3回電話したけれども、3回ともひろ君はまだ家に帰ってなくて、話せなかったから、声が聞けただけでも嬉しかった。

前に電話した時に、生徒会活動をかねて、ひろ君がテレビに出るって聞いていて。
この日は、四国内のローカルクイズ番組で、生徒会の数人が出るとの事。

午後5時に、家よりもキレイに見られると思い、学校の図書室のテレビを見てると、ひろ君の姿が見られた。

……最後に会った時よりも、髪も短くて、夏っぽくなってる……。

久しぶりに彼の姿をテレビ越しにでも見られて、うれしくて、思わず泣きそうになってた。


そして。
私は、高校時代にやっていた通信教育の、大学生用の会員制サイトに登録していて、その中の『恋愛』の掲示板に、大学のパソコンから書き込みをするようになっていた。

時々、同じように遠距離恋愛をしてる人を見つけると、レスしたり。

自分も、彼との微妙な関係を書き込んでは、色んな人の意見を聞けて、仲間ができたようで、嬉しかった。


ひろ君が出てたテレビ番組は、クイズが正解すれば、次回もまた参加できる番組で、何度か勝ち続けて、その度、テレビで彼の姿を見て、電話がしたくなって……。

土曜日だけにしようと思っていたのに、平日にも何度か電話をするようになってしまっていた。
ひろ君に、電話について言っていると

「今は、いやですね。電話そんなにしなくてもいいと思う」

って、言われた。
やっぱり……見込みないのかな!?

でも、県外に来る前も、休みの日とかは電話してたのに、今さらそんなこと言うの!?
こっち来て、さらに会えなくなって、寂しくて辛いけど、けっこう頑張ってたんだよ!?
それで君に少しだけでもパワーもらいたくって……頼ってるところもあるけれど……。
でも、君が辛い時とか、話さなかったらわかんないじゃない!!
一応、心配もしてるのに………。
そんなに……そんな態度で拒絶しないでよ。
私が君の事『好き』ってキモチ、「わかりました」って言ってても……

全然、わかってないじゃない………。


わかってる。
私が、勝手に好きになって、勝手に落ち込んでるってことは。

もう、やめた方がいいのかな?
その方が、君にとっても……。
私が君の事、好きなことで、いっぱい、迷惑かけてるね。
やめてほしいですか?
やめたら、もう、電話も、ないよ?
触れる事だってないし……、きっと、もう、会うことも………。
でも、イヤだよ……………。

そんなことを考えながら、複雑な気持ちのまま、眠りに着いた。


次の日。
性懲りもなく、ひろ君に電話すると、前日の険悪な雰囲気は全くなく、いつもの楽しい会話………。
どうやら、気分屋さんなところがあるみたい。
私も、明るいひろ君の声に、昨日の事が、うそみたいに、元気になれた。
普通の会話ができただけで、すぐに元気になれちゃう。
最初に、彼のお母さんが出て

「(ひろ君を)振ったら?」

って、ふざけた風に言われたけれど。
振るも何も……私のほうが、想ってるわけで……。


その4日後、また電話。
今の関係が、自分の中でも消化しきれなくて。
ひろ君に、求めてしまった。

「ひろ君にとって、私って、何?」

「……友達じゃ、だめなの?」

もう、何度も言われたから、慣れちゃったような気もするけれど……。
何度言われても、悲しい。
ダメだよ。
だって、私は、単なる友達とは、そんなに会ったりしないもん。

「じゃあ、一生、会わなくてもいい?」

「…………何言ってるの?としか言えない」

お互い、忘れるには一緒に過ごした時間、記憶が、膨大すぎるよね……。

「私が他の人と付き合ったらどうする?」

「……その時にならないとわかんないよ」

“その時”じゃ、遅いんだよ?

……他の人にも、ほんとに、目を向けてみた方が良いのかなぁ……?
失くしてからじゃないと、わかんないタイプなのかな?


それからも、彼との関係は変わることなく、時々電話をしつつ、彼の態度に一喜一憂している自分がいた。

そして、大学に入って最初の試験を終え、A県へと、帰省した。

ひろ君に、会える。

妹には「(ひろ君に)会うことだけが目的で帰るんだもんねー」って、からかわれつつ、本当に、彼に会えることが、楽しみで楽しみで、その時は仕方がなかった。

ひろ君からうつっぽいっていう話を聞いてから。
気になって気になって、次の日には本屋さんでうつ病の本を探して買った。
大学では心理学を学んでいるし、精神科領域の事もいつかは勉強するようになるし、最初は立ち読みをしていたものの、役立つだろう、ということで買ってしまった。


離れてみて“つらい”ことは、君に会えないこと自体じゃなくて。

君がつらいとき、苦しんでる時に側にいられないことだと思い知った。


授業中も、何をしててもつい、いつの間にかひろ君の事ばかり考えてしまう。
ひろ君がいるから、私は頑張れてるのに……。
その君が、元気じゃないなんて………。



―――でも、逆に、君が元気ないときには、私が“元気”を分けてあげられるくらい、強くなるからね―――


そう、自分に言い聞かせていた。

でも、その夜は、本を読み込んでしまったせいか、心配だったせいか、全く眠れなかった。



ひろ君と長電話をした、その3日後、約束どおり手紙が届いた。
しかも、私が好きなぱんだのキャラクターものの便箋で。
かわいくて、私の事を思って選んでくれたのかなぁ……と思うと、嬉しくなった。

同時に、高校時代の友人からも手紙が届いていた。
その中に、私とひろ君が付き合っているのかと思っていた、という事を書いてあって……。

周りの人たちには、付き合っていると思われるくらいだったのに。

実際は、そうじゃない。
何度も否定までされた。

そう考えていると、切なくなる。

ただ、『恋人』じゃないってことは『壊れる』心配もないってこと。

どういう意味でも『好き』ではいてくれているとは、思う。
ひろ君はまだ、『恋人』という関係になることを、傷つくことを怖れているのかなぁ……なんて考えていた。


6月7日。

ひろ君の事を好きになってから、1年と6ヶ月……。

生徒会総選挙があると知っていたこともあって、生徒会長に立候補していた彼の結果も気になって、前に電話した時元気じゃなかったことも気になって、苦しくなってきた。
そしてとうとう、いつも電話している土曜日じゃないけれど、思い切って電話してみた。

単純に言えば、ひろ君の声が聞きたかった。

15分くらいの会話の中、途中でひろ君が「食いすぎた」って、お腹が痛くなっちゃったから切る事になったけれど、それは食欲のある証拠だから、元気そうで安心した。
選挙も無事終わって、会長になったって聞いて「おめでとう」って伝えられて、電話してよかったと思った。






1年半前のあの日、気づいてしまった。

もう君のこと、ただの後輩として見られなくなるってことに……。

私にとって、すっごく大切な人になるってことに………。


君と会えなくて、君の事考えてると、いつもドキドキしてしょうがなかった。

一緒にいると、なぜか落ち着いた。

一番この人の近くにいる女の子になりたいって、思った。

周りの事を気にしないくらい、自分の思いを全部正直に一人の人にぶつけていったのは、初めてだった。

話せるようになって、うれしかった。

休日会う約束もしてくれて、うれしかった。

ご家族の中に混じって一緒に出かけたりもして、少し“彼女”気分も味わえて。

でも、“ムリ”って思い知らされて……。

君から遠ざかろうと、何度も思ったけれど、結局“スキ”って気持ち、なくしたりすることなんて、できるはずもなくて。

私が受験の時、結構心配してくれてて、うれしかった。

君の手に触れられるようになって、コタツで一緒に寝ちゃったり。

「合格したら」の約束、守ってくれて、君からちゃんと抱きしめてくれたね。

『ゴホウビ』のオムライスを食べるための遠足では、私が君の隣に行ったら、自然に“ギュッ”って、手を繋いで公園の中を歩いたよね。


―――『何』が違うのかなぁ……?


「彼女じゃない」って、君は言うけれど。

一緒にしてることだけ見れば、周りはみんなそう、思っちゃうくらいなのにね……。

ひろ君の“キモチ”だけが、足りない。


6月に入って、最初の土曜日。
先週は泊りがけのサークル活動があって電話できなくて、手紙もまた書くばっかりでそんなに来ないけれど、声が聞きたくて、電話をしてみた。

話している中で、ちょっと、ひろ君の様子がおかしいことに気がついた。

元々なのか、前にあった事故の後遺症なのか、腰を痛めているひろ君。


「……接骨院変えたんだけど、そこでうつ病っぽいって言われた」


色んな検査しても、異常はないけれど、痛む所があったり。
学校でも色々とあって、


「何か最近変なんだ。時間の感覚もあまりわかんなくなったり……」


私はただ、聴くことしかできなかった。
少し辛そうな話も聞いて、どう励ましたらいいのかもわかんなかった。


「いつも心は側にいるよ?」

「大丈夫」

「……好きですから」



ひろ君に自信を持って欲しくて、そんな風に自分の気持ちを改めて伝えた。
そうすると、ひろ君は


「……もの好きだね」


って。
ひろ君本人が、『もの好き』って……と、思いながらも、私もどうしたらいいのかわからなくて、もしかしたら、私の気持ちも負担になってたら……とちょっと気になって


「あきらめた方がいい?」


そう、聞いてみた。
するとひろ君は


「柳にまかせるよ」


って………。

そんな風に言われちゃったら、『ずっと好きでいていいの?』って、思ってしまう。
でも、また、そんな私を牽制するかのように


「柳は友達として好きだよ」


って言うから


「なんか……友達っていうのは……」


と、抵抗してたら


「親友の方がいい?」


とか言われちゃう。

以前、一度だけ、恋愛相談をしている所に電話相談したことがあって。
その時、相談を受けてくれた人が言ってたこと。

『女の子の親友は、彼女と同じじゃないの?』

………。

親友でもあり、彼にとって唯一の女の子でもありたい。

そう、願いつつ………。



ひろ君の話を聞いていると、なんだか『理想の自分』に近づけなかったから、何か情けないって思ってるみたいで。
それが、心が疲れているときに、重なってしまったみたいだった。
受験勉強もあるし。

ただ、そろそろ電話を切ろうか……って頃には、


「明日には手紙出すよ」


って、言ってくれて。


「待ってていいのかな~!?」


って言ってたら、前の電話で“もう待たないようにする”って私が言ってたことを覚えてて


「待たないんじゃなかったんですか~?」


って、言われたり、ちょっとふざけ合うこともできた。

私と話すことで、ひろ君が少しでも楽になれてたらいいな……。

そんな風に考えてると、さいごに


「愚痴、聞いてくれてありがとう」


そう、言われた。
それだけでも、私がいる意味が、あるような気がした。

今回は、前にひろ君から手紙が来て、その後3通、私から手紙を出してる。
ひろ君からの手紙を楽しみに思いながら、1時間半以上もの長電話を終えた。