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遠距離恋愛のつづけ方

遠距離恋愛歴(片想い期間含めて)8年と5日間。結婚しても遠距離でしたが、2008年4月に、ようやく同居できるようになりました♪        これからはここでは過去の遠距離片思いしていた時期の事を『History』で書き綴っていきたいと思います。

卒業式まであと少し……。

その間も、お昼頃学校に行って、彼と会っていた。

初めてちょっとしたお弁当を作っていって、誰もいない弓道場で一緒に食べたり。
初めて二人で食堂に行って、一緒に食べたり。

卒業するまでの間に、好きな人と一緒にしたいことが、少しだけ、叶った。


そして。
あっという間に卒業式はやってきた。


この卒業式では、彼が送辞を、私が答辞をすることになっていた。
こんなことって、珍しいことだし、彼と出会ったこの高校で、こういうカタチで最後を迎えられることは本当に嬉しかった。

でも……。

卒業式の前に、生徒会メンバーが卒業生の胸に花飾りをつける役目があって、それを彼にしてもらう約束だったんだけれど……。

その飾りを持ってきたのは、違う後輩で、私が生徒会メンバーだったときは絶対先輩につけること……って、徹底されてたのに、ただ、持ってきただけだった。

彼も、それに気づかず、その場にはいなかった。

私は自分ではつけず、後から彼を見つけて、式の前につけてもらおうとしたけれど……。
人の目があるからって、「無理……」って、断られた。

私は今まで、彼に話しかけるのに、どれだけ勇気をつかってきたの?
私が悲しむことよりも、周りの反応の方を気にしてしまうの??

そんな考えが、ぐるぐると頭の中を駆けめぐる。


そのことがずっとショックで、悲しかった。


彼が送辞を読んでいる最中、ずっと、彼のことを見ていた。
彼と目が合わないかな……って、ちょっと期待したけれど、合わなかった。
彼は、どういう気持ちで読んでいるのかな……って、気になった。

答辞の時は、少しだけ、彼を意識しながら、読んだ。

涙は、出なかった。


その後、卒業式第二部と称して、生徒会主催の卒業生を送る会が始まった。
今までの写真がスライドで映し出されていく。
自分も、生徒会の時に色々と考えてやってたけれど、送り出される時って、こういう気持ちになるのか……って、今までの思い出を振り返りながら見ていた。

そうして、

「卒業生、退場」

という、司会の彼の言葉で退場する。


その時。


クラッカーがあちこちで鳴った。

彼の方を見ると、目があって、他の音より少し遅れて、彼が私に向けてクラッカーを鳴らした。

彼と私の間に、十数メートルの距離はあったけれど、私のために鳴らしてくれたことはわかった。



卒業式が終わった後も、何人かで弓道場に残って、いろいろと話をしたり、写真撮影会をしていた。

その中で、一組のカップルが、なぜかロッカーの中で隣同士に並んで入って、手を繋いで写真を撮っていて……。

なぜか、私たちもやることになってしまっていた。

いつもなら恥ずかしがるのは彼の方なのに、この時はなぜか、彼は乗り気に………。

すごくドキドキしながら、結局、写真を撮ってもらうことになった。


こんな風に、学校でいられることも、この日が最後………。


とは思いつつ、これでも泣けなかった。


まだ、彼と離れる実感がなくって、私がこの土地を離れるまでは、また会えるって、わかっていたから。




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