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遠距離恋愛のつづけ方

遠距離恋愛歴(片想い期間含めて)8年と5日間。結婚しても遠距離でしたが、2008年4月に、ようやく同居できるようになりました♪        これからはここでは過去の遠距離片思いしていた時期の事を『History』で書き綴っていきたいと思います。

覚悟した次の日は、バレンタインデイだった。

小学生の頃から、本命には手作りのお菓子をプレゼントしている私。



彼にあげるのは、2度目。






1度目は、彼の家に行って、渡した。
彼の部屋に二人っきりになっても、まったく動揺しない、平然とした彼に少し腹ただしいような気持ちを感じていた。
告白してからまだ2ヶ月くらいだったから、そんなにもまだ仲良くなれたとは思っていなかったけれど。

「遊びに行っていい?」

って聞いて、

「いいですよ」

って言ってくれて、部屋にまで上げてくれるなんて、恋愛経験の少ない私に淡い期待を抱かせるには十分なことだった。

でも、いつもと変わらず、平然とした彼。
ポーカーフェイスで表情が読めない。

その、ポーカーフェイスを、どうしても、崩したい衝動に駆られた。


そして……。


「ちょっといい?」


そう、一言いうと、彼にいきなり抱きついた。



………。

でも、彼は平然としたまま。


「驚かないの?」

「最近は驚くことって、あんまりありませんね……」


作戦失敗。

しかも、やっぱり、抱きついてみてちゃんとわかったことがあった。


彼は、私に対する気持ちは、全くないってことに………。


中学生の頃、初めてつき合った人と、初めて抱き合った感覚とは、全く違っていた。

『ぎゅっ』ってすると、本当に幸せな気分になれたのに……。


この時はまだ、丸太でも抱きしめたかのような感覚だった。






2度目は、少なくとも、あの時の二人とは違っていた。

お互いの呼び方も変わった。

でも―――。


この日は平日で、彼は学校。
私は卒業式まで自由登校。

お昼休みに図書室で待ち合わせをしてたから、それに合わせて登校した私。
彼がやってきたけれど、どうやらお財布を忘れて、お昼ご飯がまだとのこと。
でも、お金を貸そうか?って言っても、遠慮して借りてくれない彼。
しかも、クラスの女子に手作りクッキーをもらって、それをボリボリと食べたらしい……。

友達としてもらったものなのか、実は本命としてもらったものなのか少し気になるところはあったけれど―――。


とりあえず、その後部活に出て、帰りは送ってもらえることになった。

2月半ばで、外はとっても冷える。

コートを着ていなかった私は、彼に貸してもらって、それを着て一緒に帰った。

そして、家の前で、昨日作ったチョコレートシフォンケーキを渡した。

でも、


「おなか空いてるからって、すぐに食べないでね!」


って、念を押した。

だって、クラスメイトにもらったクッキーは、おなかの足しにされちゃったわけだし……。

私の『気持ち』と、一緒にされたくはなかった。

彼は、ただ


「はい」


って、少し照れたような笑顔で、返事をしてくれた。


そして、今回も、彼に抱きついた。

1年前とは、違う感覚………。

一方的に抱きつくだけになるかな……とも思っていたけれど、最後に少しだけ彼が『ぎゅっ』ってしてくれて、それから、すぐに『ポンポン』って私の背中を軽くたたいて、離された―――。

少しだけ、幸せにも思える感覚……ただ、彼はまだ、私の気持ちにはこたえてはくれない……。
そのことだけは、はっきりとわかっていた。


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