遠距離恋愛のつづけ方

遠距離恋愛歴(片想い期間含めて)8年と5日間。結婚しても遠距離でしたが、2008年4月に、ようやく同居できるようになりました♪        これからはここでは過去の遠距離片思いしていた時期の事を『History』で書き綴っていきたいと思います。

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夏休みも中盤に入り、時々『勉強を見る』というような名目でひろ君と会っていた。

でも、今年は“地元のお祭りに一緒に行く”って、約束もしていて、そのお祭りを毎年楽しみにしていた私は、いつか、好きな人と一緒にそのお祭りでデートすることが、ちょっとした夢だった。

そして、お祭りの日の前日。
その日も、ひろ君が家に来て、最初は真面目に勉強を教えていたんだけれど、帰る前、夕方の5時半頃になって

「明日、親が県外に遊びに行くって言ってて、お祭り、行けなくなりました」

って……。

まさに、天国から地獄に突き落とされた感じ。
感情制御できなくなって、しばらく泣いてしまった。
楽しみにしていた分、ショックが大きかった。

夏休みもあと1ヶ月をきっていて、会える日も限られているのに……。
本気で彼の家族にヤキモチをやいてしまう。
お祭りなら……って、思っていたのに。
やっぱり、寂しい………。

だからというか、

「……“ぎゅっ”って、だめかなぁ?」

と、おねだりしてみる。

「急に言われても……」

と、戸惑う彼。

でも、立っているときに、ちょっと抱きついてみたら、最初はそのままで動かずにいた彼が、ほんの少し、1秒くらいだけ、“ぎゅっ”って、返してくれた。
その時は幸せな気分になれる。

でも、あとで、切なくなる。




………私のこと、好きでもないのに、どうして………?
………どんな気持ちで“ぎゅっ”ってしてくれたの………?







来年は、お祭り、絶対一緒に行こうねって、約束はしてもらった。


あと、夏のイベントと言えば、花火大会。
地元の小さな花火大会があって、それに誘ってみたら、彼のお母さんも一緒に行くことになったけれど、観に行けることになった。
お母さんとは夜待ち合わせで、ひろ君はお昼頃、家に来て、お勉強。
夜、私の妹カップル(彼にとっては同じ高校・部活の後輩)と一緒に、お母さんとも合流して花火が見える堤防に上がった。

ちょっと小さめの花火が多かったけれど、たまに大きな花火が

“ドォーン!!”

と、鳴り響きながら上がって、きれいだった。
隣には、大好きな人もいる。
本当は、花火を見ているときに“手をつなぎたいなぁ……”って思っていたんだけれど、終わってから、みんなの後ろの方を歩いて、こっそり、見えないように少しだけ、手をつないでた。


9月に入って。
ようやく私は携帯電話を買ってもらった。
一人暮らしをしている、女子学生専用のアパートには、備え付けの電話はあるものの、内線番号が必要で、外部からはかけにくくなっていたし、電話代も高く、むしろ携帯の方が料金が分かるし、安くできるだろうということで買ってもらった。
ひろ君はかけてくれるのかなぁ……と思いつつ。


そうして、夏休みに会える、最後の日。
9月に入ってるから、当然、高校生のひろ君は授業がある。
でも、土曜日だったため、お昼から私の家に来てくれることに。

お昼ご飯を一緒に食べた後、私の部屋で、ひろ君にもらってた観葉植物を見せたりしつつ、はたから見るとじゃれあうような感じでベッドの上で遊んでいた。
そのうち、私の言葉をオウム返しするようになったので

「僕、柳のこと好きなんだ」

と、わざと困るようなことを言ってみると

「……この策士めーーー!!」

と、笑ってこそばしてきた。
まぁ、無理だと思ったから、言ったんだけれど……。
かなしいやら、楽しいやら。

お互いをマクラにしあって、寝ようとしたり、色々ふざけていたんだけれど………。

帰る時間が近づいてくると、やっぱり、切なくなって、泣いてしまった。

「“ぎゅーっ”てしていい?」

って言って、返事を待たずに彼に抱きつくと

「……僕はどうしたらいい?」

って言われたので

「“ぎゅーっ”てしてよ」

って、言ってみると、結構、長い間、私は泣いていたけれど、“ぎゅーっ”て、抱き締めてくれていた。
夏ももう終わっていたけれど、彼の体温を感じて、少し、熱かった。


帰りは、私が車で彼の家まで送って行った。
最後に、握手をして、大学受験をがんばってって、エールも送って、すごくさみしかったけど、一人、帰った。


……部屋で一緒に横になってるとき、

『この人のこと、好きなのかなぁ?』

『なんで好きなんだろう?』

とか、考えていたけれど、一番、離れてしまうのが『寂しい』『つらい』と感じてしまうのは、やっぱり、『君』だから。

やっぱり、大好きなんだなぁ……と、改めて思った。



2009.01.19 11:44 | 二人のHistory | トラックバック(-) | コメント(5) |
ベランダで、音楽を聴いているヨウくんに話しかけると、久しぶりだからか、なんだかよそよそしい態度で話に応じてくれた。

今は、県外の大学を目指して浪人中とのこと。

自分は今県外の大学に行っていて、こういう職業につきたいと思っている、というようなことも話をした。
残念ながら、この日一緒にいる彼(ひろ君)は、彼氏ではない、ということも話をした。

でも、なんとなく、


“今はもっと好きな人ができて、幸せでいるよ”


とは、言えなかった。

この私の状況が本当に幸せなのかどうか疑問でもあるし、また、浪人生であるヨウ君を動揺させても悪いような気がしてしまったから……。
まぁ、お互い別々の道を歩いて、3年以上たっているのだから、そんなこと気にしなくてもよかったのかもしれないけれど。

そして少ししてから、お互い席にもどった。


ひろ君は、そんな私の様子を見て、気にしてるのか、気にしてないのか、与えていたテストは全くできていなかった。

一番最初、ヨウ君と目が合って、お互い気がついて、ヨウ君が席をはずした後


「知り合い?」


と、聞いてきたから


「中学の時のクラスメイト」


と答えると


「でも、相手もすぐわかったってことは、結構親しかった……」


「うん、元彼でしたー」


とは話してた。

そして「やっぱり……」とは言ってたものの、その時すぐに近くにいたおじさんに静かにするよう注意されたので、それ以上ひろ君が元彼の事をきいてくることはなかった。
でも、聞かれないことは、そんなに気にしてもらえてないのかな……と、少し残念な気持ちもあった。


次の日。

なんとなく、中学時代の日記を読み返していた。
少し、昔の私に同情して、悲しくなってしまう。
昨日は久しぶりに会ったけれど、“あの人”の事を、本気で“スキ”だった、自分。
少し遠くのコトにも思えた。
けれど、少し切ない、でももう、思い出。
本当に、高校を今の高校に行っていなかったら、どうなっていたんだろう?
ひろ君と出会ったことは、私にとって一生の宝物だと思えるけれど、逆にやっぱり、苦しい恋をまた、してしまった。

これは私にとって、本当によかったのか……?

ヨウ君の時よりは、ひろ君の私に対する“キモチ”がわかってるつもりだけれど……。

“キモチ”がない……ってことは、やっぱり辛い。
“想われたい病”かな? 私。
いつも自分ばっかりが好きになって、いっつも寂しくて、悲しくて、苦しくて、辛くて……でもやめられなくて。

……大学にもどったら、他の『恋』も、探した方がいいのかなぁ?
ひろ君に近づきすぎて、『女』という対象から外れちゃってるような気もしてきていた……。




付き合うようになったからと言って、特別な、夢に思い描いていたような“お付き合い”はなかった。
一番幸せだったのは、告白された、その日だったのかもしれない。

ただ、ちょっとだけ特別なことは、週末の会えない日の夜に、私から電話するようになったことと、体育祭が終わってから、お互いのハチマキを交換したことくらい。
私の中学校には『好きな人とハチマキを交換すると、将来結婚できる』とかいう言い伝えもあって、女子は結構信じてた。

逆に、付き合い始めてからのほうが、自然にしゃべれなくなった。

まだ、周りには付き合ってる人はほとんどいなかったから、私とヨウくんが話してるだけで男子にからかわれる。

ヨウくんが他の女子と話してるだけで「柳〜!ヨウが不倫してるぞー!!」と言って、うるさかった。

そして。

野球部だったヨウくんは、3年生が引退すると、主将に抜擢されて、部活がますます忙しくなった。

朝も放課後も、学校が休みの日も野球。

一緒にデートする暇もなかった。

たまに野球が休みの日は、まだ男の子同士で遊びたい盛りで、男子と遊びに行ってしまう。

「休みの時はデートに誘ってね」

と言うのが精一杯で、自分から「○○に行こう」とか、誘えなかった。

家の方向も、逆方向で、一緒に登下校もできない。
時々、一緒に登下校してるカップルを見ると、すごくうらやましかった。


3年生になって。

クラス替えがあり、ヨウくんとは別のクラス、隣のクラスになってしまった。
隣とはいえ、すごく壁が厚く感じた。
もう、一緒に同じ授業を受けたり、授業中眺めることもできない。

悲しくて悲しくて、電話のたびにたくさん泣いて、困らせた。

デートもなかなかできないことで、段々不満をぶつけたり、でも、ヨウくんの野球の試合があった日は、負けていたら機嫌が悪かったりするので、緊張してかけていた。
あらかじめ、いくつか話題になりそうなことをメモしておいて、それを見ながら電話。
電話の会話が「今日は10分話せた」「30分も話せた」と、長くつづけられると、安心できた。
ほんの1〜2分で終わってしまうこともあった。
廊下でほんの少し、目が合うだけでも嬉しくなって、「これって片想いと変わらないな……」なんて思ったりすることもあった。

そして、中学3年生の一番の難関といえば、受験。

夏休みに夏期講習だけ受けようと思って、初めて塾に通うようになった私。
塾の事をヨウくんと話していると、なんとヨウくんが同じ塾に通い始める、という事を聞いて、親に頼んで、自分がずっとしていた貯金から塾の費用をまかなうことで、私も9月からも塾に通うことにした。

それが、まずかったといえば、まずかったのかもしれない。

そして、念願の初デートも、夏休み中にようやくすることができた。
でも、友達カップルと一緒に、ダブルデート。

ただ、友達カップルの女の子、アカネちゃんの方が、もう別れたかったらしく、あまり盛り上がらなかった。
その後、アカネちゃんは彼とどうやって別れるかを私に相談し、私の家からヨウくんに電話をかけて相談し、結局別れることになった。

それもあって、嫌な予感はしてた。

塾に通うようになって。
まず入塾時に実力テストのようなものをさせられて。
私の結果が、思ったよりよかったらしく、塾の中から選抜された5人の中に入っていた。
そしてもっと難しいテストをさせられたんだけれど、それは、小学校時代、ヨウくんが行きたかった私立の中学でやってる高校受験用のテストらしくて……。
ヨウくんよりテストの点数もよかったせいか、他にも色んな原因があるんだろうけれど、段々と二人の間の溝が深くなっていくように感じた。

塾の帰りに、時々送ってくれるようにはなったけれど。
たまに知らん顔して一人帰られる事もあったり。

そして、とうとう10月。

いつものように、週末、かけた電話で

「僕、柳ちゃんに言わなきゃいけないことがある……」

そう言われて、すぐにわかってしまった。

手が、震えた。


そうして、付き合い始めて1年ちょっとで、私の中学時代最大の恋は、終わった。








卒業してから、1、2度電話はしたけれど、その後会うことはなかった。

久しぶりの再会。

彼は、今、どういう境遇にいるのか、すごく気になって仕方がなかった。

でも、お昼頃だったため、ご飯を食べになのかすぐに彼はどこかに行ってしまって、しばらくしてからまた戻ってきた。
でも、次は離れた席に座って、すぐにベランダに出て行って、音楽を聴いてるようだった。

私はひろ君にセンター試験の模擬テストを与えて、ヨウくんのいるベランダへと思わず足を運んでいた。



元彼、ヨウくんとは、中学1年、2年と同じクラスで、2年の9月から、1年とちょっと付き合っていた。

ただ、私達の付き合いが、本当に『付き合ってる』と言えるものなのかどうか、私はいつも不安だった。







中学2年になって。
1年の時から同じクラスだったけれど、まだあまり話したことのない男子が、初めて同じ班になって、私の前の席になった。

時々後ろの私の席の方を向いてくれて、他愛のないおしゃべりをするのが、段々と楽しくなっていった。

班替えの日。

私をとってくれると言ってくれた班長になる友人、まーちゃんに、ヨウくんもできたらとってほしいとお願いした。


「えー!?柳ちゃんヨウのこと好きなの!?」


そこで、初めて自分の気持ちに気がついた。

それまでは、小学校1年生の時からずっと好きで、他の中学校へ行ってしまった人を、想っていたから。
その人以外の人を、好きになるなんて、想像もできなかった。

まーちゃんに言われてから、日に日にヨウくんへの想いが、確実に『恋』に変わっていった。


そして体育祭の組み分け発表の5日前。

班替えをして、一度は席が少しはなれたけれど、もう一度、最初と同じ席、ヨウくんが前の席、私が後ろの席になっていた。

休み時間中。

この日は、私は自分の気持ちを伝えようと決心していた。

前の休み時間は、タイミングが合わなかった。

今回は……。

いつものように二人で話している中、不意に


「ヨウくんの事好きな子がいるの、知ってる?」

「え?知らない。だれ!?」

「あたし!!」


休み時間で、みんなそれぞれ話をしていて、ざわついてるから、私達の会話なんて、誰も聞いていない。
そんな中での、思い切った告白。
心臓はすごくドキドキしてた。

でも、ヨウくんの反応は……。


「……それはわかりやすいね」

「……わかりやすいでしょ〜!」


それだけで、授業開始のチャイムが鳴って、その後、ヨウくんからの返答はなかった。


―――もしかして、流されてる?それとも、伝わってないの!?


悶々とした日々が続き、とうとう体育祭の組み分けが発表された。
ヨウくんとは、1年の時は同じ色になれたけれど、意識をし始めた2年では、違う色になってしまった。

朝からショック。

それに、昨日、男子が掃除の時間にふざけて、ヨウくんに好きな人がいる、と、言っていたのを聞いてしまった。
私も、半分やけになって、ヨウくんをからかうように


「好きな人と同じ色だったー?」


と聞いてみたら、


「違った」


と、返事が………。

でも、いつもなら、「そんなんいないってー」とか、流すのに……。


そして掃除の時間。
また、男子がふざけて、ヨウくんの『好きな人』について話してる。


「ヨウ、お前言う言うっていって、まだ言ってないんだろー!?一体いつ言うんだよー!!」

「うるさい!言うよ!!!」


何?!

ヨウくんが告白するって事!?


聞きたくなくて、辛かったけれど、ほんとにやけになって、私もヨウくんにつっ込んでいた。


「えー?!誰なの??教えてー!!」


掃除の時間は、みんなにからかわれてたせいか、ちょっと困り気味になっていて、答えてはくれなかったので、次の授業が始まる前、もう一度


「ねー?誰なの?」


と、聞いてみたら、


「あとで教えるから」


と、思いもよらず、今まで見たこともないような、真剣な顔をして、そう言われた。


―――うぬぼれちゃ、ダメ。


そう自分に言い聞かせつつも、段々とドキドキしてきた。
その授業中は、気が気でなかった。



そして、放課後。

教室から少し離れた、人通りが少ない廊下で、


「柳ちゃんは、僕のこと好きなんだよね?」

「うん」

「僕も柳ちゃんのこと好きなんだ」


そう、告げられた。

初めて、好きな人からの、告白。

13歳、秋の出来事だった。


大学1年の夏休みということで、私も暇じゃなかった。

18歳になったらすぐにでもとりたいと思っていた、車の免許をとるために、自動車学校へほぼ毎日通うことになったから。
夏休みの1ヶ月間でとるために、朝一番に自動車学校へ行くことになり、かなりハードな毎日になった。

でも、ひろ君に会いたい気持ちもあって、あれだけ欲しかった免許証なのに、「もうなくてもいいかな……」と、思うくらいのやる気だったけれども、現実的には夏休み中にとらないことにはもうとれないと思って、がんばることにした。

自動車学校が終わってから、部活に出ているひろ君に、時々会うことはあったり、電話で話をすることもあるけれど、やっぱり、電話越しだと時々「迷惑」がっているひろ君の声も聞くことになる。
ただ、普通に楽しい話をできることもある。

……どっちが本当のひろ君なの?

そのうち、ひろ君と話していると、社会の中の出来事や、身近な出来事の事で、意見がかみ合わないこともあって、議論のようになることが出てきた。
普通なら、彼に合わせた方がいいんだろうけれど……自分の考えをそうそう曲げられない私は、一見言い合いのような議論を彼と重ねることもあった。
そうすると、彼と『価値観』が違うのかな……と、感じることも出てきた。

……彼の事を好きなはずなのに、好かれるようなことが、できない私……。

ケンカじゃなく、お互い対等に議論し合える関係は、どちらが先輩とか後輩とか、スキとかそうじゃないとか関係なく、正直に言い合えるから、それはそれで良い関係になれたと思えたけれど、『恋愛関係』になりたかったら、ちょっとそれは違うのかな……なんて思ったり。

そんな中、部活の指導者の方が辞めると言い出し、ひろ君がすごく落ち込んでしまった。

その悩みを聞くこともあって、ひろ君が私に弱音を吐いてくれるってことは、私に気を許してくれてるってことなのかな……と、悩んでいるひろ君は、すごく辛そうで、私もどうにかしてあげたい気持ちでいっぱいだったけれど、逆に嬉しくもあった。

……私はひろ君にとって、ココロを許せる存在になれてるの………?


いろんなことがありながら、自動車学校でも順調に単位を取得し、8月初旬には無事仮免許を取得。

少し余裕が出てきたため、ひろ君に会う口実も兼ねて、彼の受験勉強を見てあげることになった。

家にいるとダラダラしてしまうため、図書館で会おう! ということになったのに、彼は朝寝坊をしたり、財布がどこにいったかわからない……と、なんだかんだで遅刻をすることが多かった。


そして、その日。


その日は、朝の10時にひろ君と図書館で会う約束をしていた。
でも、10時前にひろ君から電話があって、どうも起きたばかりの様子。
それで、11時からに時間を変更。
私は先に図書館に着いたのだけれど……ひろ君は11時20分に到着。

「財布がなかった……」

と、言い訳する彼。

私が会いたかったというのもあるけれど、受験勉強ほとんどしてないから、心配してるのに……こんなんならあきらめちゃうぞ!? と、ちょっと思ってしまった。

少し怒りつつも、ひろ君が到着したため、勉強ができる部屋に移動。

夏休み中だから、小さな図書館だけれど、いつもより少し人も多くて。
机は全部使われていた。
でも、大きな机だから、一人男性が座ってる人がいるところの向かい側の席が空いていたため、そこに二人横に並んで座った。


その時。


目の前に座っている人に、私は釘付けになってしまった。

もしかして………!?

そう思って、目が離せないでいると、相手も私に気がついて、目が合って、少し、手を上げた。



―――元彼だった。